個人的に感じた中古のメリット
日本はとにかく新築主義らしい。
特に田舎育ちの私の周りはその傾向が強く、中古物件を買うという概念が全くない生活をしてきました。
(現に地元の友達は結婚してどちらかの実家の近くに新築注文住宅を建てるのが王道コース)
今回マイホームを持つのに、新築、中古、色々と検討に検討を重ね、結果的に自分達の予算ややりたいこと欲しい家の希望をバランス良く叶えてくれる中古マンションをフルリノベにする事に決めたのですが、それでも正直なところ中古に抵抗のあった私。新築に比べたら古いとか設備が不安とか耐震は大丈夫?とか、デメリットは結構思いついたのですが…。
今回は、そんな私が感じた中古マンションのメリットを個人的に書きたいと思います。
①管理状況を知ってから入れる
◆管理会社委託や自治管理など色々ありますが、きちんとした管理がされてきたのか?を知ってから入れること。管理会社に任せているから安心といったことはないらしく、酷いところはそれなりにあるそうな。見た目的な面もそうですし、過去の修繕の履歴も知る事ができ、住民の建物への意識がそこからある程度は読み取れると思いました。
例えば…今回探していた中で、条件は、おおっ!となった物件。写真を見てみたら築年数の割に共同部分が色々汚い…古い…全く手入れをされている気配がなく、修繕積立金を見たらどこも直す気ないでしょ?!みたいな低額でした。それでも気にならない人しか住んでないのかなと、資産価値どんどん下がりそうな管理してるのだろうなと察した感じです。
初回打ち合わせの時に他の不動産会社の方が、中古=建物が年々弱まっているでは決してなく、コンクリート自体はむしろ年々硬くなっていくのでいかに管理をして大事にしてるかが大切だと言ってましたね。
(あ〜歯と一緒だなぁ〜と思いました。20歳で手入れせずボロボロになってる人もいれば80歳でもお手入れ上手で超健康な歯の人もいますもん)
②修繕積立金の状況を把握できる
◆マンション購入にあたり、管理費・修繕積立金のランニングコストはずっとお付き合いしなきゃいけないもの。現在マンション全体でいくら修繕積立金が貯まっており、大規模修繕がどのくらいのペースでされているのか、ある程度その数値を見れば計算できるので十分に足りていれば一先ず急激な修繕積立金の値上げはなさそうなど予想ができます。今回の物件は思ってた以上にこの点がしっかりしていて、より背中を押された感じでした。
月々の修繕積立金が一見安くても、大型修繕の際に費用が足りなければ臨時で集金する場合もあるらしく、それだとマネープランも立て難いですよね。
また、戸数の規模によっても後々に左右される場合も。
今回購入したマンションがA号棟だとすると、すぐ近所に同じ不動産会社系列で同じ時期に建てられたB号棟があるのですが、部屋の条件はほぼ同じなのに修繕積立金が1万円も違うことがわかりました。年間にすると12万円の差!35年間住んだら420万円の差!でか!老後にクルーズ船世界一周行けちゃう!総戸数に違いがあるのが大きいのかもしれませんが、おそらく新築で売りに出された時は修繕積立金も同じくらいの値段だったはず。
安すぎるのも問題ですが、高すぎるのも問題な修繕積立金。自分の納得いく額が見分けられるのも中古の良さかもしれません。
③周辺環境
マンション周辺の条例が変わり、建てた時は何階建でもオッケーだったのが今は不可に変わってる場合。その場合、今の建物より高い物が周りに立たないなどのメリットは良いなぁと思いました。もちろん条例がまた変わる場合もあるのでしょうが、住宅地という区分になってる以上は日照権の問題もあるし悪変はあんまり考えられないなと。
④金銭的な余裕
一概に中古だから安いとは言えず、むしろ新築の時と変わらないどころか値上がりしている物件もあるのですが、その場合は周りの地価ごと上がっているので、周辺の新築物件と比べたらやはり安く済むところ。私達のようにフルリノベまでするつもりがなく、気になるところだけリフォームして住むならもっと低コストで済みそうです。今回決めたところも、物件+フルリノベ代込みでも周辺の新築より1,000万円弱抑えられたと思います。
私が今回の購入の中で思ったメリットはこんな感じです₍₍ ◝(●˙꒳˙●)◜ ₎₎
住んでみたらまた違うメリットデメリットもあるのでしょうね〜!